20250328全国
令和6年度第30回全国大会決勝戦(女子)の戦評
大会名:令和6年度第30回全国私立高等学校バレーボール男女バレーボール選手権大会
大会日:2025年3月28日
会場:町田市立総合体育館
コート:特設 第2試合
女子 決勝
主審:菅原 潤
副審:廣井 健一
試合時間 1時間13分
【戦評】
準決戦の接戦を制した八王子実践と2大会振りの優勝を狙いたい金蘭会との決勝。
第1セット序盤金蘭会18番西村のスパイクと8番吉田のサービスエースで点差を広げる。
対する八王子実践は中盤から5番吉井と13番大雲のスパイク追い上げるが金蘭会のリベロを中心とた固い守りからの攻撃で得点を重ねる。終盤金蘭会はブロックによる連続ポイントで引き離しにかかる。八王子実践は連続サーブと3番小島のスパイクで2点差まで追い上げるが金蘭会4番徳元のスパイクで第1セットを先取。
第2セット序盤八王子3番小島がスパイク・ブロックと活躍し点を重ね、対する金蘭会2番馬場のスパイクやブロックで接戦となり一進一退の攻防となる。中盤八王子13番大雲と4番馬場の連続ポイントで点差を広げる。金蘭会は5番石橋のスパイクで追い上げるが最後は八王子の5番吉井が決め2セット目を取り返す。
第3セット序盤両チームのセーターを中心とする攻撃で接戦となるが金蘭会4番徳元の連続ポイントと2番馬場のブロックポイントで抜け出す。八王子実践は中盤13番大雲を中心に点数を重ね追いつき逆転するも、終盤金蘭会5番石橋のスパイクが決まり接戦を制し勝利した。
戦評者:油谷和代
20250328全国
令和6年度第30回全国大会決勝戦(男子)の戦評
大会名:令和6年度第30回全国私立高等学校バレーボール男女バレーボール選手権大会
大会日:2025年3月28日
会場:町田市立総合体育館
コート:特設 第1試合
男子 決勝
主審:糟谷 武彦
副審:櫛引 翔
試合時間 0時間45分
【戦評】
男子決勝は、2022年に全中を制したメンバーが多く在籍する浜松修学舎と全国中学選抜キャプテン、MVPを経験した西村、森脇擁する清風との一戦となった。
第1セット、修学舎1番の開屋のサービスエースで幕を開け、サイドアウトが続く展開となった。清風14番西村が角度のあるスパイクを要所で決め、また清風の3番伊藤のサービスエース、ブロック等でリードを広げた。修学舎は1番開屋、10番扇谷にトスを集め、サイドを軸とした攻撃を展開したが、クイック軸としたセンター線で攻めた清風の攻撃を受け切ることができず、セット終盤には6番の若杉が相手のオーバーネットを誘いフェイクセット等も見せたが清風が25-21でこのセットをものにした。
第2セット、清風は第1セットと同じ3番田原、6番石川を中心としたセンター線で試合の流れを優位に進めた。またセッターの12番森田がブロックを外し、ノーマークにしたり、その攻撃を活かし、再度クイック、ブロードを使ったりと引き出しの多さを見せ、終始修学舎にブロック、サーブミス等が続き、清風との差を縮めることができず第2セットを19-25で落とし、セットカウント2-0で清風が初優勝を果たした。途中、清風は監督の声に従い選手がブロックをサイドに寄せるなどして、外と中での連携に加え、コンピューターを使ったデータバレーで修学舎を寄せつけず、チームとしての強さを見せつけた決勝となった。
戦評者:木下直紀